「秋田県には何にもないから…」。3年前まで私は、罪を犯した高齢者や障がい者を支援するセンターに勤務していました。生活困窮等を理由に罪を繰り返す人たちの多さに愕然とする日々。そして、罪を繰り返す中で親族と疎遠になり、帰る場所を失った人たちの深い悲しみを知ったのです。 社会資源がない。だから支援が上手く行かない。それは仕方がないこと。私は本当に無力でした。でも、本当に秋田県には何もないのでしょうか?見ようとして来なかっただけで本当は沢山の資源(人、思い、繋がり)があることに私は気付きました。人の想いと想いを一つずつ結び付け、小さい歩みではあるけれど1歩ずつ。 そんな毎日の中で、秋田県には無かったホームレス支援団体を立ち上げることが出来ました。現在は全国の団体と連携・情報共有しながら秋田県に必要な取り組みを先駆的に発信しています。挫折の多かった私の歩みを皆さんにお伝えすることで、誰かの1歩に繋がることを祈っています。