団塊の世代が高齢化を迎える中、「一億総介護」の時代がやってくる。

最期まで自分が住み慣れた場所で過ごすための地域包括ケアがますます重要になってくるのは論を俟たない。

さてその中で在宅医療の果たす役割とはなんだろうか。

私は適切な医療を提供することが2割、医療的見地から在宅での生活を支えることが8割だと思っている。

「生活を支える」と一言でいうのは簡単だ。しかしちゃんとやればやるほどこれは難しい。

言葉にするならば、患者や家族と課題を共有し、コミュニケーションを武器に、これを解決するような環境作りをしていくことだと思う。

医師はこのようなトレーニングを受けていない。看護師も受けていない。

この「生活を支える」ことはそれだけで十分に専門性をもつ職域である。

医療法人社団 焔はこの「生活を支える」専門家の育成を通じて、東京都板橋区で新たな地域包括ケアのモデル作りにチャレンジしている。